電子ブック正社員消滅 (朝日新書)無料ダウンロード

正社員消滅 (朝日新書)

, 竹信三恵子

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電子ブック正社員消滅 (朝日新書)無料ダウンロード - 内容紹介 ああ、壊れる日本の職場! 「正社員なんだから、やり通せ」 ブラック労働、断れない空気の支配――。 正社員が働き手に占める割合は、現在の6割から1割に!? パートや派遣社員に責任が押し付けられる現場が増え、 最低賃金なみの低待遇なのに、正社員だからと高い貢献を求められ、 会社からの強い拘束にあえぐ「名ばかり正社員」が問題化している。 正社員なんてなくせばいい、の意見がネットで渦巻くいま、 政府の「働き方改革」のゆくえも見据えた緊急ルポ! (目次より) ●はじめに ●第1章 正社員が消えた職場 1.大手スーパーの風景 2.郵便局の風景 3.メーカーの風景 4.公務職場の風景 5.正社員との逆転の果てに ●第2章 「正社員」を支えてきたもの 1.始まった「正社員」の問い直し 2.安心な働き方の象徴としての「正社員」 3.日本の正社員、ここがおかしい ●第3章 社員なんだから――高拘束の独り歩き 1.「全身会社員」の誕生 2.正社員は「厚遇」から「内面支配」へ 3.ブラックバイト――非正社員にも及ぶ「高拘束」 ●第4章 正社員追い出しビジネスの拡大 1.「正社員ゼロ化法」から始まった 2.リストラは素敵な商売? 3.経営悪化なき解雇へ ●第5章 「働き方改革」にひそむワナ 1.正社員は一割でいい? 2.労働時間を「消せ」 3.「八年ぶりの正社員増加」の中身 ●第6章 「正社員消滅」を乗り越えるために 1.進む労働者保護はずし 2.各国で始まった働き手の逆襲 3.私たちは何をすべきか ●おわりに 参考文献 内容(「BOOK」データベースより) いまや、日本で働く人の4割が非正規雇用―。契約やパートだけに責任を押し付けられる現場が増えている。どれだけ会社に貢献しても、時給換算では最低賃金なみ、ヘタすると雇用保険もない「名ばかり正社員」も問題だ。雇用流動化の政府方針に沿うように、正社員追い出しビジネスは絶好調。人生の安定を担保する「正社員」が危ない! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 竹信/三恵子 東京都生まれ、和光大学現代人間学部教授。1976年、朝日新聞社に入社。シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員などを経て2011年から現職。『ルポ 雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)、『ルポ 賃金差別』(ちくま新書)など多数の著書がある。2009年に貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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『はじめに』を見てみると、本書のタイトル名「正社員消滅」には、二通りの意味があるようだ。一つは、劣悪な労働条件の非正規社員の割合が四割を超える時代となり、レアな正社員になるための「椅子取りゲーム」の様相を呈しているという文字通りの「正社員消滅」。もう一つが、無期雇用と引き換えに、非正規社員並みの低賃金で働かされたり、極端な長時間労働など会社からきわめて高度な貢献を求められる「名ばかり正社員」に象徴される、もはや正社員であることが「安定と安心の生活」を全く担保しなくなったという意味での「正社員消滅」ということのようだ。筆者はまず第1章で、前者の意味合いで正社員が消えてしまい、非正規社員だけで事実上回っている職場をルポして、そうした職場で起こっている諸問題を明らかにしており、第2章では、後者の意味合いから、日本社会における正社員の定義が時代によってどのように変化してきたのかを検証している。続く第3章では、正社員であることが安心・安定を担保しなくなったいまの時代の保障なき高拘束職場の実態をルポしており、第4章では、「正社員消滅」作戦とも呼べそうな経済界の動きと、それに呼応した労働者派遣法の改正、助成金政策の転換などにより、雇用維持より雇用流動化を後押ししようとする政府の政策の危うさをデンマークとの比較などによって明らかにし、第5章では、政府が2015年以降に打ち出した、前記「正社員消滅」作戦とは正反対と思える「正社員復活」政策は本当なのかを検証している。最終第6章では、バブル崩壊後の不況下で、非正規社員の急増にゴーサインを出したとされる日経連の報告書づくりのまとめ役となっていた成瀬健生氏が、2010年のインタビューで、非正規雇用が、なんとかなるはずと思っていた20%のラインから35%にまで拡大してしまった現状について、「これはやっぱり、予想外だったですね。残念ですけど、われわれの見通しの甘さ」と発言していることを紹介し、バブル崩壊後の不況の中で、いったん緩められた雇用の規制は企業の生き残りのためにフルに利用され、正規は非正規に置き換えられ、働いても貧困から脱出できない大量の層を生み出していったとしている。筆者は、日本の正社員たちはそんな日経連の誤算から学ぶべき教訓をいまなお生かし切れず、「正社員消滅」作戦の進行を、ぼんやりと、ときにはうれしげに、ただ見つめているようにみえるとし、そこにあるのは、自分だけは大丈夫という奇妙な自信などの三つの錯誤だとしている。そう警鐘を鳴らしながらも筆者は、多くの政府が、国境を越えて企業利益の極大化を図る多国籍企業の資金力と、一票を持つ働き手たちの生存権を守ろうとする動きとの綱引きの間で揺れているとし、おかしいと思った政策にノーと言える自分をつくり上げ、働き手の側から正しく綱を引けるようにしておくための自分づくりについて、七つのおさらい事項を挙げ、「正社員消滅」時代の乗り越えは、そこから始まると結んでいる。
de 竹信三恵子
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