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困った性格の人とのつき合いかた —パーソナリティ障害を理解して自分を守る

, 小羽俊士

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電子ブック困った性格の人とのつき合いかた —パーソナリティ障害を理解して自分を守る無料ダウンロード - 内容紹介理不尽なほどのストレス〟を感じさせられてしまう「困った性格の人」。 私たちはどんな相手を「困った性格の人」と思ってしまうのでしょうか? どんな人との関わりでも、多少の摩擦や利害の対立はあるでしょうし、そのためにいくらかのストレスを感じることは避けがたいでしょう。 しかし「困った性格の人」を相手にする時、私たちはそうした普通の「避けがたい」「しかたのない」レベルをはるかに超えた〈理不尽なほどのストレス〉を感じさせられてしまうのです。 「彼ら/彼女ら」と関わっていると、私たちは通常以上に傷つき、苛立ち、怒りを生じ、こうした自分自身のネガティブな感情に疲弊してしまいます。 「彼ら/彼女ら」は、対人関係における境界線を平気で踏み越え、〈マイ常識〉〈マイルール〉を押しつけて他者を支配しようとしてきたり、自分の感情をコントロールするためにネガティブな感情を他者に押しつける形で「他者の心を使ってしまう」ということが目立って多いのです。 本書では特に「境界性パーソナリティ障害」「自己愛性パーソナリティ障害」「ヒステリー性格」を取りあげ、その性格病理を正しく理解することからはじめ、どうすれば「困った性格の人」との関係を不愉快なものにしないでいられるかを解説します。 数多くの臨床例を診療してきた経験豊富な精神科医による具体的な方法は、簡単に離れられない「困った性格の人」との人間関係に悩むあなたを助ける有効な方法となるでしょう。出版社からのコメント身長・体重、運動能力、知能…こうした私たちの持つ個人の特性には、広い個人差とばらつきがあります。 そして、私たちは、その極端な人たち5%くらい(20人に1人くらい)を「ちょっとこれは困ったな…」と感じるようにできているようです。 人の性格にも広い個人差とばらつきがあります。 私たちが「性格」と呼んでいるものは、その人の対人関係の持ちかたの基本的特性で、その人が自分にどう向き合っているか、他人にどう向き合っているか、という向き合いかたの基本的スタイルのことです。 そして同じように、性格の極端な人5%くらいを「ちょっと…」と感じるように私たちはできているようです。 つまり、私たちは日常的な社会生活の中で、何人もの人と関わりを持っていると、ある一定の確率(20人に1人くらい)で必ず、性格上の特性が極端で難しく、「ちょっと…」と感じるような人に出会うことになるのです。 これは普通の社会生活をしている限り、なかなか避けられることではありません。 もともと内心に不安が強かったり、コンプレックスを抱えている人というのは、それを過剰防衛するあまり、自分に対する向き合いかたも、他人に対する向き合いかたも、かなり歪んだものになってしまいがちです。 そのような人たちと関わりを持つことになると、私たちはその「歪んだ向き合いかた」に必然的につき合わされることになります。 その結果として、その人と関わっていると、なぜかイライラしてきたり、自分の劣等感を刺激されたり、惨めで悔しい思いをさせられたり、混乱させられて無力感を味わうことになったり、強烈な怒りを感じたり、とにかく理不尽なほどのネガティブな感情で私たちの気持ちは消耗させられることになりがちです。 困ったことに私たちの社会生活では、性格的につき合いづらいからと言って、その人から離れることができないことも多いでしょう。 「困った性格の人」という側面はあっても、同じ職場の上司・同僚・部下だったり、家族・親族だったり、大切な友人や恋人でもあったりします。 この本は、そんな状況下で困っている人に向けて書いたものです。 とりわけ、「困った性格の人」に対して「○○パーソナリティ障害」という病名をラベリングして、その人を排除するという方法を正しいと思っていない人。 あるいは、相手を変えようといろいろ努力はしてきたけれども「かえって関係は泥沼化していくばかりだ」ということに気づき、自分の側の対処法を変えなくてはならないことはわかっても、「具体的にどうすればよいかわからない」という人たちのために、その方法を考えていこうというものです。 「困った性格の人」は、内心にある不安やコンプレックスを過剰防衛するがあまりに「困った性格」になっているのですが、この過剰防衛が私たちに「怒りや憎しみ」「イライラ」「惨めさや悔しさ」「混乱や無力感」などのネガティブな感情を駆り立てと、今度はこの私たちのネガティブな感情反応がさらに相手の心の奥深くにある不安やコンプレックスを刺激してしまい、ますます過剰防衛反応をしてくるようになる…、という悪循環の相互作用を引き起こすのです。 この本では、「困った性格の人」との関わりにおける私たちの側の対処法として、この悪循環をいかに防いでいくか、という考えかたに重点を置いています。 「困った性格の人」との関わりを排除しようとするのではなく、少しでも健康的で建設的なものに変容していくためです。商品の説明をすべて表示する
以下は、困った性格の人とのつき合いかた —パーソナリティ障害を理解して自分を守るに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
タイトルを見て私の職場の状況の改善に少しでも役にたてばと思い読みました。前半の困った性格のひとたちの分類の時点までは大変興味深く、参考になると感じていました。どうやら私の職場の上司は、境界性パーソナリティ障害の男性と、ヒステリー性格の女性のカップルであるということがわかりました。おそらく境界性パーソナリティ障害の男性によるストレスが女性のヒステリーを助長しているということも想像がつきました。しかし一番期待していた、そのようなひとたちとの付き合い方の章では落胆を禁じ得ませんでした。ヒステリー性格のひとには、自分は意見が違うし従順に言うことを聞くわけではないけれども、あなたの敵ではないということをしっかりと伝えていくことが必要ですって?(正確な言葉は忘れましたがだいたいこのように受け取れる内容だったと記憶しています)百パーセント完璧に!自分の言った通りにしなければ敵認定してくるお局に何かを「伝える」なんてことができるでしょうか?「はい」「私が間違っていました」「申し訳ありません」以外のなにかをクチにすること自体が彼女にとっては攻撃そのものであるのに、それ以外になにか意味があることを発言するなんて完全に無理です!ヒステリー性格の女性同士の付き合い方について具体的に述べているところでは、母娘関係を例にとっていましたが、これは・・・少なくとも苛烈なヒステリー性格の上司と、一般的な性格の部下という状況とは全く違います。ここからは私の状況に役にたつ知恵は見つけられませんでした。・・・つまり、無理ってことなんですね。このようなお局と、なんとかして傷つかず、不愉快な思いをせずに付き合うのは。結局、ほんのわずかの聞く耳すらないひとに攻撃をやめさせたり、威圧をゆるめさせたりすることはできないんです私にとっては、この本は私の悩みに答えを与えてくれるようなものではありませんでした。
de 小羽俊士
4.3 5つ星のうち (22 人の読者)
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